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■ まずは先生のプロフィールをお聞き出来ますか。
美術大学を卒業し大学院を修了した後、本学院に図工・美術教師として入職しました。専門は油画です。子どもの頃から絵を描くことが大好きで、あまりの熱中ぶりに親が心配してお絵描き道具を取り上げたほどです。やがて親も絵画の道に進むことを認めてくれて、逆に美術大学への進学を支えてくれました。子どもの才能を見つけて伸ばす「ギフト教育」の考えには、こうした自分の経験が反映していると思います。誰もが自分の才能や特技に気づき、ポジティブで充実した人生を送ってほしいと願っています。親と学校はその手助けができたらよいと思います。
■ 学校の特色を一言で表現すると何ですか。
「ギフト教育」です。
子ども達は誰でもかけがえのない才能や個性を与えられています。それは神さまからの大切な「ギフト」です。浦和ルーテル学院は一人ひとりの「ギフト」を伸ばし、世界に貢献する人間を育てます。「ギフト」を活かし、まわりの人々を幸せにすることで、自らも幸せに生きる、それが「ギフト教育」の目標です。
卒業生はNHK交響楽団で首席ビオラ奏者を務める方、 医師として東日本大震災の際にボランティア医療に携わった方、弁護士として社会的弱者の支援に取り組む方など「ギフト」を活かして多彩な活躍をしています。
■ 「ギフト教育」を実現するための教育環境を教えてください。
本学院では4つの教育環境を整えています。
ひとつ目は「少人数教育」、1クラス25名、一人ひとりの個性と長所を的確にとらえ、きめ細かい指導で才能を大きく伸ばします。
2つ目は「小中高一貫教育」、6・3・3にとらわれない効果的な12年一貫カリキュラムで学力と人格をしっかり育てます。
3つ目が「英語・国際教育」、1年生から米国人教師と日本人教師のチームティーチングを行い、本物の英語力と国際人としての素養を身につけます。
そして4つ目は「キリスト教教育」、感謝と思いやりにあふれる豊かな心、また神さまを信頼して困難を乗り越える逞しい人間性を養います。
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